平成20年度前期講座

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化学物質総合評価管理群(評価)

科目No.101

化学物質総合評価学概論1 改訂

 

サブネーム:

化学物質リスク評価の基礎1

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月19日〜6月7日

 

 

毎週土曜日 14:00〜15:30、15:50〜17:20

 

 

*講義日によって講義数、時間が変わりますのでご注意ください。       

 

講師:

高月峰夫ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

(財)化学物質評価研究機構

 

 

 

【講義内容】 化学物質及び化学物質を含む製品について、その生産、輸送、利用及び廃棄に至るまでの過程におけるリスク評価手法の全般を理解することを目的とし、化学物質の環境中挙動を知るための試験手法の概要を紹介するとともに、環境中生物に対する化学物質の有害性を確認するための手法の概要を解説する。(科目No.151化学物質総合評価学概論2 へ続く) 詳細はこちら(pdf)

 

 

科目No.102

化学物質総合評価学1

 

サブネーム:

リスク評価1

 

レベル:

上級

 

講義日時:

6月14日〜8月2日

 

 

毎週土曜日 10:00〜11:30、11:50〜13:20

 

 

       

 

講師:

岸田文雄

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

化学生物総合管理学会

 

 

 

【講義内容】 リスクアセスメントは、70年代に米国で発がん物質規制のため導入された概念であるが、その後、非発がん性物質を含めてこの概念は広く適用されるところとなっている。本科目においては発がん物質を中心として、そのリスク論が生まれた背景、ハザードの特定方法(定性的評価)、発がんの強さの評価方法(定量的評価:用量-反応評価)、曝露量推定法、および、最新の発がん物質のリスクアセスメントの実例、規制の現状を紹介する。また、同時に一般市民のリスクの受け取り方、リスクコミュニケーションなどについても触れる。さらに、発がん物質以外の物質のリスクアセスメントについても紹介し、それらのアセスメントとの違いを解説する。

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科目No.104

化学物質総合評価学特論1

 

サブネーム:

発がん毒性評価

 

レベル:

上級

 

講義日時:

4月16日〜7月23日

 

 

毎週水曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

津田洋幸ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

名古屋市立大学大学院医学研究科

 

 

 

講義内容】 化学物質による発がんの研究の歴史、化学物質による発がんの外的・内的要因とその機序を講義し、がんの発生についての離解を深める。さらに環境にある発がん物質の検出、評価モデルについて解説する。また、がんの予防についての科学者の取り組みと成果、具体的な方法についても言及する。

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科目No.113

化学物質総合評価学特論3  

 

サブネーム:

分子がささえる脳の働きと機能脆弱性

 

レベル:

中級

 

講義日時:

6月14日〜8月2日

 

 

毎週土曜日 14:00〜15:30、15:50〜17:20

 

 

        

 

講師:

笛田由紀子ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

産業医科大学・ブレインサイエンス研究会

 

 

 

講義内容】 環境中に存在する化学物質は脳の機能にさまざまな影響をおよぼすことがわかってきております。本科目では、実際に研究にたずさわっている科学者が各分野の最前線の成果をわかりやすく解説していきます。科目の内容は、中枢神経機能を支える分子について基礎的内 容を理解するための概論に始まり、次に分子が織りなす脳の機能をやさしく解説します。そして、外来化学物質に曝露された脳がどのようになっていくかをいくつかの化学物質について解説します。新聞・テレビなどで知る脳機能についての情報を正しく理解するために、どのような考え方が必要か、またそのためにはどうしたらよいのか、講師と受講者が一緒に議論できる場を創りたいと考えております。

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科目No.153

化学物質総合評価学事例研究2 大幅改訂

 

サブネーム:

世界をリードする家庭・防疫薬

 

レベル:

中級

 

講義日時:

4月10日〜7月24日

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

松尾憲忠 ほか

 

共催機関:

  −

 

連携機関:

住友化学株式会社

 

 

 

講義内容】 家庭・防疫薬は種々の病気を媒介する蚊などのベクターの制御に広く使われている。特に、マラリアは蚊に媒介される最も危険な疾病であり、死者数は毎年250万人を超えている。WHOが中心となってマラリアによる死者数を10年で半減させる運動(Roll back Malaria campaign)が展開されている。Risk & Benefitの観点からアフリカではDDTが室内に限定し使用が許可されたことや、ピレスロイド処理蚊帳がマラリア防除に広く使用されているのは、この運動の流れを受けている。ピレスロイド剤の開発や、種々の製剤開発では常に日本が世界をリードしてきた。本講座では家庭・防疫薬の技術革新を概説し、使用形態の発展、安全性評価、管理・規制について理解を深める。

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化学物質総合評価管理学群(管理)

科目No.105

化学物質総合管理学概論1 大幅改訂

 

サブネーム:

化学物質総合管理の基礎と応用

 

レベル:

中級

 

講義日時:

4月12日〜6月7日

 

 

毎週土曜日 10:00〜11:30、11:50〜13:20

 

 

        

 

講師:

星川欣孝 ほか

 

共催機関:

  −

 

連携機関:

製品評価技術基盤機構、化学生物総合管理学会

 

 

 

講義内容】 人類は膨大な化学物質を生み出し活用してきた。そして生産から使用、廃棄のプロセスにおいて、化学物質のリスクを総合的に管理する仕組みを構築してきた。化学物質管理においては、社会のグローバル化を基軸とした国際的な視野と国内法体系に基づく実践的な理解とが求められる。本科目では化学物質総合管理に関する、世界的な潮流から、社会・企業との関わり、基礎となる要素技術、法に則った管理実務について解説し、さらに化学物質の有用性とリスクに関する事例について紹介し、管理のあり方を考える材料を提供する。広範な領域にわたるので、分野ごとに専門家が担当するオムニバス方式で講義を進める。

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科目No.106

化学物質総合管理学3 改訂

 

サブネーム:

労働現場におけるリスク評価と管理

 

レベル:

中級

 

講義日時:

4月12日〜6月7日

 

 

毎週土曜日 14:00〜15:30、15:50〜17:20

 

 

        

 

講師:

保利 一 ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

産業医科大学

 

 

 

講義内容】 わが国の産業現場には57,000以上の化学物質が使用されているといわれており,これらの化学物質を取り扱う作業者の健康影響を防止するため,さまざまな労働衛生対策が行われている.また,最近では化学物質だけでなく,バイオエアロゾルなどの生物因子も問題になりつつある.さらに,わが国の労働衛生対策は従来法規遵守型であったが,労働安全衛生マネジメントシステムの導入による自主管理方式の対策が進みつつある.本講座では,有害物質を取り扱う作業現場に存在するさまざまなリスクの評価,管理の方法について解説する.

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科目No.110

化学物質総合管理学特論1 大幅改訂

 

サブネーム:

「公害」から「環境」への技術の道のり

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月17日〜7月31日

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

堀中新一ほか

 

共催機関:

新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

社会技術革新学会、化学工学会SCEnet

 

 

 

講義内容】 戦後の廃墟の中から先進国の一翼を占めるに至った日本経済の発展に伴って生じた公害・環境問題に挑戦し解決してきた技術者は、皮肉なことにその生産物がもたらした環境汚染の防止に取り組むこととなった。さらに、「地球環境問題」の視点からの「大量生産大量消費社会」から「持続可能な循環型社会」へという大きな社会変革の推進のために、「環境技術」の分野での取り組みを続けている。ここでは、主として高度成長の終焉となる1990年代までの各環境分野における技術進歩とその成果を、化学技術と化学工学による実績を中心に解説、考察すると共に、これからの環境技術と経営について言及する。

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科目No.112

化学物質総合管理学特論5  大幅改訂

 

 

サブネーム:

食のリスク評価・管理の基礎

 

 

レベル:

基礎

 

 

講義日時:

4月10日〜7月17日

 

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

 

        

 

 

講師:

福冨文武ほか

 

 

共催機関:

主婦連合会

 

 

連携機関:

化学生物総合管理学会

 

講義内容】 2003年の食品安全基本法の制定を期して我が国の食品安全行政は大きな転機を迎え、科学を基本としたリスク評価をもとに管理し情報交換するというリスク分析を柱とする施策に方向転換した。行政のみならず、産業界、学界、一般市民においてもリスク分析によって進められる総合的な食のリスク管理への取り組みを余儀なくされている。一方、食料の60%以上を海外に依存する我が国にとっては、世界の潮流に遅れず、国際的な調和をも要求されることとなった。本講座では新たに始まったリスク分析について、その本質と食の安全確保にむけての国際的な枠組みについて学ぶ。 詳細はこちら(pdf)

 

生物総合評価管理学群

 

科目No.201

生物総合評価管理学概論1

 

 

サブネーム:

感染症の過去・現在・未来 − 微生物との闘い

 

 

レベル:

中級

 

 

講義日時:

4月15日〜8月5日

 

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

 

        

 

 

講師:

渡邉治雄ほか

 

 

共催機関:

   −

 

 

連携機関:

国立感染症研究所

 

 

 

 

 

講義内容】 感染症の発症メカニズムおよび過去・現在・未来に問題となる感染症をわかりやすく解説する。それとともに、感染症に対して人類がどのように闘っているのか、またその中で専門機関、特に国立感染症研究所(感染研)がはたしている機能についても解説する。

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科目No.203

生物総合評価管理学3

 

サブネーム:

生物学と農業の接点を探る

 

レベル:

中級

 

講義日時:

4月8日〜7月29日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

田部井 豊ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

農業生物資源研究所

 

 

 

講義内容】 日常食している農作物は、多くの先人たちの努力により、本来の植物が有する特性からかけ離れ、農業生産に適した特性に大きく改良されている。改良の目的は、病害虫などによる様々なストレスから作物を守り、安定した生産性を確保するためであり、食味を向上させ、多様な作物を供給することにより生活に潤いを与えるために行われてきた。これらの改良は作物としての生物学の利用であり、突き詰めれば遺伝子の有効利用の成果でもある。本講義では、作物の品種改良(育種)の歴史とその成果を紹介し、新規な遺伝子組換え農作物の利用等についても紹介する。

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科目No.207

生物総合評価管理学5 新規科目

 

サブネーム:

分子生物学に支えられた農業生物資源の利用と将来

 

レベル:

中級

 

講義日時:

4月16日〜8月6日

 

 

毎週水曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

田部井 豊ほか

 

共催機関:

農業生物資源研究所

 

連携機関:

農業生物資源研究所

 

 

 

講義内容】 日常食している農作物や畜産物など、多くの先人たちの努力により野生植物や動物を改良し利用してきた。近年、イネゲノムの全塩基配列の解読や分子生物学的研究の著しい進展を踏まえ、遺伝子組換え技術などを駆使した新たな農作物などの開発や利用が進みつつある。またカイコは絹生産のために長く利用されてきたが、最近では組換えカイコによる有用物質生産など、新産業創出の可能性など新たな局面を迎えている。本講義では、農業に利用されてきた生物資源の改良の歴史やこれまでの社会的役割を概説した後、最新の研究内容を紹介する。 詳細はこちら(pdf)

 

 

科目No.254

生物総合評価管理学特論2 大幅改訂

 

サブネーム:

薬用植物、生薬、麻薬のリスク管理

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月16日〜7月23日

 

 

毎週水曜日 18:30〜20:00

 

 

 

 

講師:

佐竹元吉

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

   −

 

 

 

講義内容】 薬用植物と植物の安全性について解説する。伝統医療で利用されてきた薬用植物を解説する。又、日本薬局方の改正内容を紹介する。また、植物の形態と分布も紹介する。WHOの伝統薬に関する指針を紹介する。生薬と健康食品のGMPを紹介する。 詳細はこちら(pdf)

 

 

 

科目No.256

生物総合評価管理学特論4

 

 

 

サブネーム:

動物と人の関係学 − 動物から人へのメッセージ

 

 

 

レベル:

中級

 

 

 

講義日時:

4月11日〜7月18日

 

 

 

 

毎週金曜日 18:30〜20:00

 

 

 

 

        

 

 

 

講師:

神田尚俊ほか

 

 

 

共催機関:

   −

 

 

 

連携機関:

日本獣医師会

 

 

 

 

 

 

 

講義内容】 地球上の野生動物、飼育動物と人との距離は急速に接近し、動物から人へ感染する病気のリスクも高くなって来ている。しかし、動物と人との関係は、もはや切り離すことのできない相互依存関係になってきており、動物に対する正確な知識は欠かすことが出来ない。また、増加しつつある伴侶動物が人にとってどのような存在であるのか動物の視点から受講者と一緒に考えてみる。

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社会技術革新学群

科目No.303

社会技術革新学特論3 大幅改訂

 

サブネーム:

エネルギーと技術革新

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月18日〜8月1日

 

 

毎週金曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

山崎博ほか

 

共催機関:

新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

社会技術革新学会、化学工学会SCEnet

 

 

 

講義内容】 わが国はエネルギー資源に恵まれていない。それにもかかわらず戦後のわが国の産業は、2度の石油危機を乗り越えて大きな発展を遂げてきた。その発展を支えたのは、わが国の産業分野におけるエネルギー関連の技術開発・技術革新である。この講座では、その過程を追跡し、大きな経済成長を成し遂げた要因を探る。 詳細はこちら(pdf)

 

 

 

科目No.307

社会技術革新学特論11 改訂

 

サブネーム:

現代企業経営論1

 

レベル:

中級

 

講義日時:

4月14日〜8月4日

 

 

毎週月曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

角 忠夫ほか

 

共催機関:

新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

社会技術革新学会、ディレクトフォース

 

 

 

講義内容】 モノづくりの企業サイドの懸命な努力によって日本経済は緩やかな成長を続けている。急速に進むグローバリゼイションの中で、社会(ニーズ)の動向を先取りして、自社の技術(シーズ)開発を如何に効果的に進めるか、その成否が今後の企業経営を大きく左右することとなる。前期では日本の代表的メーカーの取り組みの実状を具体的なケースを基に解説する。                                     後期においては経営のステップ毎に、各企業の具体的なケースをさらに深めて検証する。 詳細はこちら(pdf)

 

 

科目No.308

社会技術革新学特論13 改訂

 

サブネーム:

ナノ材料の開発の現状と展望

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月10日〜7月24日

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

竹村誠洋ほか

 

共催機関:

(独)物質・材料研究機構

 

連携機関:

(独)物質・材料研究機構

 

 

 

講義内容】 ナノテクノロジーの産業化の成功の鍵を握るナノ材料の基礎から実用化までを幅広く解説する。併せて、ナノテクノロジーの国家政策から産業化、社会的影響まで、ナノテクノロジーを取り巻く社会状況についても解説する。

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科目No.309

社会技術革新学特論15  

 

サブネーム:

ナショナル・イノベーション・システムにおける研究開発マネジメント論(T)

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月15日〜8月5日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

橋本正洋ほか

 

共催機関:

(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

 

 

講義内容】 本講義では、「イノベーションとは何か」、「その実現に向けて政府はどのような対応をしてきたのか」について、国内外の事例を提示しつつ、その方法論等を論ずる。

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科目No.358

社会技術革新学特論14  改訂

 

サブネーム:

コア技術からの社会価値創造と社会受容

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月18日〜7月25日

 

 

毎週金曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

阿多誠文ほか

 

連携機関:

(独)産業技術総合研究所

 

連携機関:

(独)産業技術総合研究所

 

 

 

講義内容】 本講座ではナノテクノロジーをはじめとする新しい科学技術の便益が最大限にもたらされ、負の側面が正しく管理され、科学技術と社会の調和と信頼の醸成がどのように達成されていくべきなのかという大きな課題に取り組む。まずは公的研究機関として産総研の役割を紹介するとともに、イノベーションとは何かなど総論的な講義に加え、具体的事例として社会受容の戦略やELSIEHS等の課題、標準化、教育・人材育成、持続性の問題等々、様々な視点から多角的なアプローチを積み重ね、新しい科学技術の研究開発の方法論、その責任ある遂行、コア技術からの社会価値創造までの課題を俯瞰的に掘り下げて論じる。                                                                           

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技術リスク学群

科目No.405

リスク学特論1  

 

サブネーム:

「金融とリスク」 〜持続可能な経済社会の発展を如何に支えるか〜

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月15日〜8月5日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

生田 一夫ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

三菱UFJ信託銀行株式会社、社会技術革新学会

 

 

 

講義内容】 「持続可能な発展」を実現するためには、GDP・企業業績といった経済成長の追及のみならず、近年、深刻さが増している化学物質、地球温暖化といった環境・安全問題や、少子高齢化をはじめとした社会問題、企業不祥事などの企業統治上の問題にも真摯に取り組み、「持続可能な発展」を担う個々の主体が、それぞれの社会的責任を果たしていく必要がある。本講座では、経済活動全般を支える「金融」の視点から、「金融」活動が経済社会に及ぼす影響とリスクについて解説すると共に、「持続的な経済社会の発展」に向けた「金融」の役割について考える。

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科目No.407

リスク学特論3  新規科目

 

サブネーム:

社会を変革する労働科学の歴史と今後の展開

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月15日〜8月5日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

北島洋樹 ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

労働科学研究所

 

 

 

講義内容】 開設以来今日に至るまで86年間、現場に密着した調査デザインとデータを基盤とする研究方法、複数分野の研究者による学際的研究、問題解決を目指す対策指向型の研究と実践を特徴とする労働科学の火を燃やしつづけ、安全、健康、快適で生産性が高くかつやりがいのある仕事と職場づくりに貢献してきた労働科学研究所の歴史を検証しつつ、時どきの時代状況を読み解きながら進められてきた研究と実践の成果と課題を具体的に紹介するとともに、社会を変革する労働科学の展開について検討していく。

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科目No.408

リスク学特論5  新規科目

 

 

サブネーム:

環境と精神・神経機能 − 脳をいかに守るか

 

 

レベル:

中級

 

 

講義日時:

4月18日〜7月25日

 

 

 

毎週金曜日 18:30〜20:00

 

 

 

        

 

 

講師:

西野仁雄 ほか

 

 

共催機関:

   −

 

 

連携機関:

名古屋市立大学大学院医学研究科

 

 

 

 

 

講義内容】 中枢神経を取り巻く環境を幅広い視点から捉え、環境が精神・神経機能に与える影響、また、中枢神経を異常環境から守る機構について、分子、細胞レベルから理解を深める。これらの知識をもとに、精神・神経疾患と環境の関わりについて理解を深める。

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コミュニケーション学群

 

 

科目No.502

コミュニケーション学事例研究1

 

 

サブネーム:

マスメディアとコミュニケーション

 

 

レベル:

基礎

 

 

講義日時:

4月14日〜8月4日

 

 

 

毎週月曜日 18:30〜20:00

 

 

 

        

 

 

講師:

中村雅美ほか

 

 

共催機関:

   −

 

 

連携機関:

社会技術革新学会

 

 

 

 

 

講義内容】 自己決定、自己責任が重視される現代社会では、情報公開にかかわるマスメディアに目が集まっている。最近よく聞くリスクをキーワードに、マスメディアの情報伝達(コミュニケーション)に果たす役割を考察する。生活・社会にはどのようなリスクがあり、それらをどう伝えていくかについて考えたい。政府やメディア、科学者、消費者などリスクコミュニケーションに関わる集団の動きなども報告する。

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科目No.553

コミュニケーション学事例研究4 改訂

 

サブネーム:

市民とコミュニケーション

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月11日〜7月18日

 

 

毎週金曜日 18:30〜20:00

 

 

  

 

講師:

佐々義子ほか

 

共催機関:

  −

 

連携機関:

くらしとバイオプラザ21

 

 

 

講義内容】 食品安全委員会がリスク分析手法を採用し、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションということばが聞かれる機会が増えている。評価や管理には専門家が関わり、調査報告や研究論文も出されているが、市民を対象とするコミュニケーション手法については様々な分野で担当者が試行錯誤を重ねている状態である。コミュニケーションの条件や環境も多様に異なる状況で、連携や情報交換も進んでいない。様々な分野における実際の活動を具体例として示しながら紹介し、「市民とのコミュニケーションのあり方」という切り口から、受講者とともに整理し、一緒に考えていく。                                                                 

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科目No.504

コミュニケーション学特論1  大幅改訂

 

サブネーム:

消費者運動の歴史と将来

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月15日〜8月5日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

佐野真理子ほか

 

共催機関:

主婦連合会

 

連携機関:

主婦連合会

 

 

 

講義内容】 昭和20年代、焼け跡の中から日本の消費者運動がはじまった。消費者運動の歴史と運動によって制定された法律などを解説し、消費者の権利の重要性を説明する。一人ひとりの消費者が歴史を切り拓く主役であり、消費者権利の実現が私たちの暮らしを改善する契機となることをテーマ別に紹介する。

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科目No.507

コミュニケーション学特論5  新規科目

 

サブネーム:

ワークライフバランスの実現とコミュニケーション(ダイバーシティ等を基礎とした柔軟な社会をめざして)

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月10日〜7月31日

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

板東久美子ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

内閣府

 

 

 

講義内容】 近年、化学物質を始めとして企業におけるリスク管理が問題となっている中、ますます、複雑化、高度化する企業等の活動を適切に遂行するためには、個人が能力を最大限発揮できる環境が必要であり、そのためには、組織が柔軟で働きやすいことが不可欠である。その意味で、ワークライフバランスは、単に個人の問題のみならず、企業・社会にとっても有意義なものであるという視点が重要である。また、ワークライフバランスの背景には多様性を尊重するという考えがあるが、これは互いに立場の異なる人々との不断のコミュニケーションが重要となってくる。本講においては、ワークライフバランスの実現のための諸要素やその背景となるダイバーシティの考え方等をはじめ、ワークライフバランス社会の実現のための諸要素について理解を深める。企業や社会の能力向上(キャパシティー・ビルディング)は国際的にも化学物質総合管理に係わる最重要課題の一つとして位置づけられているほか、多様性やダイバーシティは生物総合管理の基礎をなす重要な概念となっている。

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科目No.556

コミュニケーション学特論8  改訂

 

サブネーム:

健康危機管理と科学的エビデンス

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

4月14日〜8月4日

 

 

毎週月曜日 18:30〜20:00

 

 

 

 

講師:

中江 大ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

東京都健康安全研究センター

 

 

 

講義内容】 東京都健康安全研究センターでは、試験検査及び調査研究を通じて、感染症、食品医薬品、化学物質等に関する様々な健康リスクの評価を行い、東京都の実施する健康危機管理対策に科学的なエビデンス(根拠)を提供している。 本講座では、現代社会における健康リスクと地方自治体における健康危機管理のための試験研究事業の現状を概説すると共に、市民の方々と今後の健康危機管理の在り方についてリスク・コミュニケーションを図りたい。                                                              

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平成20年度後期講座

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化学物質総合評価管理学群

科目No.151

化学物質総合評価学概論2 改訂

 

サブネーム:

化学物質リスク評価の基礎2

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

9月27日〜11月29日

 

 

毎週土曜日 14:00〜15:30、15:50〜17:20

 

 

        

 

講師:

高月峰夫ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

(財)化学物質評価研究機構

 

 

 

講義内容】 化学物質及び化学物質を含む製品について、その生産、輸送、利用及び廃棄に至るまでの過程におけるリスク評価手法の全般を理解することを目的とし、ヒトの健康に対する化学物質の有害性を確認するための手法の概要を解説する。(科目No.101化学物質総合評価学概論1 からの続き) 詳細はこちら(pdf)

 

 

科目No.158

化学物質総合管理法学4

 

サブネーム:

環境政策

 

レベル:

中級

 

講義日時:

10月11日〜12月6日

 

 

毎週土曜日 10:00〜11:30、11:50〜13:20

 

 

        

 

講師:

早水輝好ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

   −

 

 

 

講義内容】 環境汚染や健康被害を防止し、自然環境や地球環境を保全するために進められている環境政策について、環境問題の原因やその社会的背景・歴史的変遷とともに、基本的考え方及び全体像を概説する。また、水環境、大気環境、化学物質、廃棄物・リサイクル、環境アセスメントなどの分野ごとに、問題の現状、対策の枠組み、今後の課題などについて概説し、これからの対策をどのように進めていけばよいかを考えていく。さらに、その中で、具体的な個別の環境問題の背景及び解決法について、様々な角度から考察する。

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科目No.159

化学物質総合管理学事例研究2 大幅改訂

 

サブネーム:

食のリスク管理事例研究

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

8月28日〜12月4日

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

福冨文武ほか

 

共催機関:

主婦連合会

 

連携機関:

化学生物総合管理学会

 

 

 

講義内容】 2003年の食品安全基本法の制定を期して我が国の食品安全行政は大きな転機を迎え、科学を基本としたリスク評価をもとに管理し情報交換するというリスク分析を柱とする施策に方向転換した。行政のみならず、産業界、学界、一般市民においてもリスク分析によって進められる総合的な食のリスク管理へ取り組みつつある。一方、食料の60%以上を海外に依存する我が国にとっては、世界の潮流に遅れず、国際的な調和をも要求されることとなった。本講座では新たに始まったリスク分析について、事例研究をもって論じる。

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科目No.162

化学物質総合管理学特論6 改訂

 

サブネーム:

農薬の安全使用と総合管理の実際

 

レベル:

中級

 

講義日時:

9月27日〜11月29日

 

 

毎週土曜日 14:00〜15:30、15:50〜17:20

 

 

        

 

講師:

大川秀郎ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

化学生物総合管理学会

 

 

 

講義内容】 農薬には殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植調剤などがあり、主に農作物を病害虫や雑草などから保護する目的に使用されている。かつて、レイチェル・カーソンが著書「サイレント・スプリング」(1962)で指摘したように、殺虫剤DDTの広範囲な使用に伴い、環境毒性学上の諸問題が起きた。それを契機に、新規農薬の使用前のリスク評価の手法並びにリスク管理の制度が整備された。本講義では農薬のベネフィットとリスクの考え方、研究開発と効果的使用の実際、環境毒性学に基づく環境生態系と人の健康への影響の評価、環境及び食糧における残留の実態、並びに、農薬の安全確保のための総合管理の仕組みについて理解を深める。

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生物総合評価管理学群

科目No.257

生物総合評価管理学事例研究4 改訂

 

サブネーム:

バイオサイエンストーク

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

9月27日〜11月29日

 

 

毎週土曜日 10:00〜11:30、11:50〜13:20

 

 

        

 

講師:

吉倉 廣ほか

 

共催機関:

   −

 

連携機関:

化学生物総合評価管理学会

 

 

 

講義内容】 対話のプロセスを通じ、科学的な枠組みの中での議論の仕方を涵養する。著名な講師陣に接して、個性豊かな講義を聴き、対話できるまたとない機会である。知的刺激を受けること必定。

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社会技術革新学群

科目No.304

社会技術革新学特論5 大幅改訂

 

サブネーム:

社会を支える素材とその製造プロセス

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

8月7日〜11月13日

 

 

毎週木曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

山本 彊ほか

 

共催機関:

新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

社会技術革新学会、化学工学会SCEnet

 

 

 

講義内容】 原料の石油への変換や、品質・省エネに優れた化学技術の進歩で、化学産業は大量の優れた素材を社会へ供給し、我々の生活は非常に快適なものとなった。これらの素材が開発された歴史を顧みると共に、社会に与えた影響、さらに今後の発展と期待について論じる。

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科目No.357

社会技術革新学特論12 改訂

 

サブネーム:

現代企業経営論2

 

レベル:

中級

 

講義日時:

8月11日〜12月15日

 

 

毎週月曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

浅野応孝ほか

 

共催機関:

新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

社会技術革新学会、ディレクトフォース

 

 

 

講義内容】 社会(ニーズ)の変化を把握し(マーケッティング)、自社の技術(シーズ)開発へ如何に結びつけるかを具体的なケースで学習する。前期にひきつづいて後期では、そのターゲットを経営活動(モノづくり)のステップ毎にどうやって実現してゆくかを各企業の具体的なケースを検証する。                                                                           

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科目No.359

社会技術革新学特論16  

 

サブネーム:

ナショナル・イノベーション・システムにおける研究開発マネジメント論(U)

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

8月12日〜12月2日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

橋本正洋ほか

 

共催機関:

(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

連携機関:

(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構

 

 

 

講義内容】 イノベーションを実現する手段としての研究開発に焦点をあて、研究開発マネジメントの方法論と、公的資金による研究開発支援の実態について解説する。                                                                       

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技術リスク学群

科目No.455

リスク学特論4

 

サブネーム:

人間工学と安全管理

 

レベル:

中級

 

講義日時:

10月4日〜11月29日

 

 

毎週土曜日 14:00〜15:30、15:50〜17:20

 

 

        

 

講師:

庄司卓郎ほか

 

共催機関:

  −

 

連携機関:

産業医科大学

 

 

 

講義内容】 労働現場に存在する,いわゆる「人間工学的設計」がなされていない多くの不具合は,疲労や事故を引き起こす.ここでは人間工学の概念と人間工学的デザイン(設計)とはどのようなものなのかを解説し,その応用をいくつか解説する.また,ヒューマンエラーの問題に焦点を当て,その原因と対策について解説するとともに,組織のあり方についても考える.                                                                 

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科目No.456

リスク学特論6 新規科目

 

サブネーム:

製品安全概論-製品安全対策の基礎知識

 

レベル:

基礎

 

講義日時:

8月26日〜12月9日

 

 

毎週火曜日 18:30〜20:00

 

 

        

 

講師:

 

 

共催機関:

主婦連合会

 

連携機関:

製品評価技術基盤機構

 

 

 

講義内容】 近年、消費者が使用する製品の安全性が大きくクローズアップされ、種々の製品事故が顕在化し、これを受けて、政府においても消費生活用製品安全法の2度にわたる改正を行う等、製品安全政策の見直しが行われている。本講座では、製品事故の現状と製品安全政策について具体的事例に基づき分析考察するととともに、今後の事故防止方策や政策のあり方について論じる。                                                                 

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