LWWC お茶の水女子大学
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化学・生物総合管理の再教育講座の概要
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1.講座の趣旨
 技術革新は社会と生活の変革をもたらす。そして、技術革新は技術の開発とリスクの管理が車の両輪となって進展する。「化学・生物総合管理の再教育講座」は、現代社会をよりよく理解することを目指して、化学物質や生物によるリスクの評価や管理、そして技術革新とその社会や生活との関わりなどについて学習し自己研鑽を積む機会を提供することを目的としている。
2.講座の特徴
理論のみならず実際的学習を重視している。このため、企業・産業界、専門機関・シンクタンク、行政機関・地方自治体、報道機関、NPO・NGOそして教育機関や学会・大学と連携し、実社会で必要となる様々な実務経験を豊富に有する専門家を講師陣として構成している。
 企業の安全・環境部門はもちろんのこと技術開発部門や企画部門の担当者や管理者、さらに教育関係者、行政機関・地方自治体の関係者、NGO・NPOの関係者や市民などの社会人を主たる受講対象者としている。
3.講座の構成と応募
 化学物質総合評価管理学群、生物総合評価管理学群および社会技術革新学群などの5学群からなり、2004年度は15科目(1科目は90分授業15回分で構成)、2005年度は56科目、2006年度は58科目、2007年度は55科目開講した。そして、2008年度は前期27科目、後期10科目の合計37科目を開講する予定である。
 応募にあたっては男性・女性を問わず、社会人を中心にしつつ学生・院生の受講も歓迎している。応募者は必要と考える科目を自由に選択し、科目(90分授業15回)単位で受講する。複数の科目に応募する場合、科目が学群横断的であることも特定の学群に集中することも可能である。また1科目のみの受講も可能である。しかし、1科目の一部、即ち15回の講義の一講義のみを選んで受講することはできない。
 平日夜間(6時30分から1コマ)もしくは土曜日の午前(10時から2コマ)と午後(14時から2コマ)にお茶の水女子大学において開講している。
4.応募者・受講者の状況
 これまで科目(90分授業15回分で構成)を受講した受講者数は次のとおりとなっている。
       応募者     受講者 

   2004年度(後期15科目)

  332名 332名

   2005年度(前後期計56科目) 

 1273名 1273名

   2006年度(前後期計58科目) 

 1272名 1272名

   2007年度(前後期計55科目) 

 1516名 1516名

   2008年度(前期27科目) 

 1606名 1049名

   合計   (221科目) 

 5999名 5956名
     
 また、2004年度後期から2008年度後期までの応募者の内訳は次のとおりとなっている。
(1)男女比は男性がおよそ65%、女性が35%であり、年齢20代(12%)、30代(20%)、40代
  (27%)、50代(26%)の受講者が86%近くに達している。
(2)居住区域から見ると、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県の1都3県の首都圏で全体の
  94%を占める。しかし、熊本県、福岡県、北海道などの遠方からの受講者もある。
(3)2008年後期の応募者のうち、新規の受講者が47%、過去に本講座を受講した者が53%と
  ほぼ半々となっており、新たな広がりをみせる半面で既受講者の根強い支持を得ている。
  2度目、3度目、4度目の受講者はそれぞれ22%、12%、8%に達し、10回以上受講した者も
  少なくない。
(4)受講者を職業別に見ると幅広い分野から参加している。化学工業・石油製品製造が22%
  と最も多く、製造業全体では39%を占めている。しかし、それ以外の分野からの参加者も
  多く、製造業以外では公務員(行政関係)が8%、国公私立の教員が6%にのぼっている。
  ほか、「情報サービス・コンサルティング業」が14%であり、学生・院生や研究員も5%
  参加している。
5.成績評価と受講者や講師の評価
 受講者のうち出席日数とレポート評価で所定の基準を満たした受講者には、受講修了証を交付しており、その授与者は次の通りとなっている。

   2004年度(後期15科目)

     234名

   2005年度(前後期計56科目)

     756名

   2006年度(前後期計58科目)

     715名

   2007年度(前後期計55科目)

     770名
   2008年度(前期27科目)      549名

   合計   (211科目)

     3024名
     
 本講座の改善に資するため15回の授業の終了後、受講者及び講師に対して調査を実施した。その結果、受講者は、講義および科目に対して高い満足度を示し、大部分の受講者が次回も受講したい、或いは、他人にも本講座を紹介したいと答えている。また、講師は、受講者の受講態度の良さや受講意欲の強さを高く評価し、受講者との意見交換が充分にできることなどに満足している。
6.中間評価の結果
 2006年度は文部科学省の支援をうけて2004年度から5年計画で開始された「化学・生物総合管理の再教育講座」の3年目にあたり、文部科学省・科学技術振興機構の中間評価が行われたが、科学技術振興調整費新興分野人材育成の領域における中間評価対象全18件中で、同点2位の高い評価を得た。>>>詳細
7.その他
 「化学・生物総合管理の再教育講座」の詳細についてはこちらへ>>>


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